【エンジニア必見!】近年注目の「IoB」とは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

みなさんは、「IoB(アイオービー)」をご存知でしょうか。

「IoT」ならご存知の方も多いと思いますが、「IoB」は次なるテクノロジーとして注目されています。

今回は、いま注目されている「IoB」について書きたいと思います。

そもそも「IoB」とは!?

IoBとは、「Internet of Behavior」もしくは「Internet of Bodies」の略語で、人の行動をデジタルで追跡するテクノロジーを指す言葉です。

例えば、ウェラブルデバイスによる身体情報の収集やペースメーカーは、「Internet of Bodies」にあたります。

これらは、体に直接触れたり埋め込んだりして、体に関する情報を取得するIoB技術で、毎日どのくらいの睡眠をとっているのかを把握したり、身体機能を維持したりするために用いられます。

また、自動車の運転情報や位置情報、顔認識技術は「Internet of Behavior」にあたります。これは「デバイスで取得したデータを快適な生活を実現するために利用する」技術です。

このように、IoB技術を用いて個人がより快適な生活を実現するよう支援するITシステムが今後のトレンドになるでしょう。

一方、「IoB」と似た言葉に「IoT」がありますが、どのような関連性があるのでしょうか。

「IoT」との関係は!?

IoTとは、「Internet of Thing」の略語で、モノのインターネットという意味を持つ言葉です。

IoT技術によって、インターネットはパソコンだけでなく家電や車などさまざまなモノと接続できるようになりました。

代表例として、スマートスピーカーや車の自動運転などが挙げられ、今では生活のあらゆる場面で利用されるようになりました。

また、多くの人が利用することでIoTデバイスから膨大な量のデータが蓄積・収集されるようになり、このデータから、人々の好みの食べ物から行動パターンまで解析できるまでになっています。

IoBは、IoTで収集した情報の活用によってさらに発展しています。

IoTの行動データとIoBデバイスが組み合わされば、睡眠パターンから心拍数、食事や血糖値を追跡するとともに、健康に偏りが出そうなときにはアラートを鳴らすなどの方法で警告を発せられます。

つまりIoBデバイスを、より健康で快適な生活を送るために利用できるようになります。

おわりに

IoBの普及と綱引きする問題として、個人情報に対する懸念も高まるでしょう。

どこまでをプライバシー情報として守るのか、どの程度の利便性を望むのかはユーザーの視点に立ち、考える必要がありそうです。

IoBが浸透するためには、まずはユーザーが安全に利用できる環境を整備し、「情報を取得し活用すること」をユーザーに理解してもらう必要があります。

社会全体で安全に利用する方法や扱う情報の範囲についても議論が必要でしょう。

いずれにせよ、IoBの動向について今後も目が離せません。

この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

日常生活からSDGsに貢献!プラスチックフリーに取り組もう!

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

先日、マイボトルの記事を書きましたが、

その中で、マイボトルを持つことでプラスチックフリーに繋がることがわかりました。

ただ、「なぜプラスチックフリーを意識する必要があるのか?」という新たな疑問が生まれました。

マイボトルを持つことでプラスチックゴミが減る?などざっくりしたイメージはありましたが、どんな問題があって、なぜプラスチックフリーが重要なのか、調べてみることにしました。

・前回のブログ

日常生活からSDGsに貢献!マイボトルを持とう!

問題①:海洋プラスチック問題!

クジラや海鳥など、海に住む動物達の死因の一つに、レジ袋やプラスチックの破片が消化器官に詰まることがあげられています。

詰まるだけならまだしも、プラスチックを形成している化学物質が体内に溶け出している可能性もあるとのことでした。

現段階では海に住む動物達への影響が大きいですが、もしかしたら生態系の循環によって、回り回って人間にも影響があるかもしれないそうです。

現在、プラスチック問題の影響範囲がどこまで及ぶかが研究されているそうすが、レジ袋やいつも使用しているプラスチックは、私たちが日常生活を送るなかでも減らすことができるなと気づきました。

問題②:気候変動!

海洋プラスチック問題は、処分されず海に流れ出たプラスチックが海の生態系を汚染してしまう問題でしたが、プラスチックによる影響はれだけに留まりません。

プラスチックを処分すれば問題ないように思いますが、

プラスチックは石油で作られてるので、焼却するときにCO2が発生し、気候変動にも影響があります。

この問題も、プラスチックの使用を減らすことでCO2の排出量を減らすことができるので、購入段階で減らせることはできないかと考えることが大事だと気づきました。

おわりに

今回、プラスチック問題を調べてみて、なぜプラスチックフリーが必要なのかがわかり、マイボトルを持つ以外にもレジ袋をもらわないようにするなどのできると気づきました。

環境への活動はこれからも増えてくるかと思いますが、

なんのために行っているのか調べながら行動しようと思います。

この記事をきっかけに環境問題に興味を持っていただけたら幸いです。

【必見!!業務効率向上!!】Gmailで使えるショートカットキー

はじめに

こんにちは、Itoop(アイティープ)の橋本です。

突然ですが、Gmailにショートカットキーがあることをご存知ですか?

私は普段、Gmailを利用することが多いのですが、ショートカットキーを使い始めてから作業効率がアップしました!

Gmail以外にもGoogle Chrome、Googleカレンダーなどに様々なショートカットキーがあります。

その中でも、今回はGmailのショートカットキーを紹介します。

まずやることは?

Gmailにてショートカットキーを利用するには、事前設定が必要です!

具体的な設定方法は、下記参考URLの「キーボード ショートカットを有効にする」をご確認ください。

参考:https://support.google.com/mail/answer/6594?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop

「キーボードショートカット」をONにすることで、Gmailでショートカットキーを使うことが出来ます!

  1. Gmailアプリを起動
  2. 歯車マークの中から「設定」をクリック
  3. [キーボード ショートカット ON] を選択
  4. ページ下部にある [変更を保存] をクリック

Gmailで使える便利なショートカットキー

Gmailのショートカットキーは、様々な画面で使用可能です。

主に、受信トレイ画面で使えるショートカットキー、メールを開いている画面で使えるショートカットキー、メール作成画面で使えるショートカットキーがあります。

自分が使いやすいショートカットキーは覚えてぜひ利用してみてください。

参考:https://support.google.com/mail/answer/6594?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop

おわりに

今回、Gmailのショートカットキーについて紹介しましたが、ショートカットキーを利用し、業務効率を良くしていきましょう!

Gmail以外にもOutlookなど様々なショートカットキーが存在します。

ぜひ調べてみてください。

少しでもみなさまのお役に立てますと幸いです。

それではみなさま、良い一日をお過ごしください。

【エンジニア必見!】噂の「ノーコード/ローコード」とは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

近年では、「プログラミング言語の知識がなくても、アプリやWebサイトを簡単に作れる」時代がすでに到来しています。それを可能にするのが、「ノーコード/ローコード」です。

そこで今回は、今注目の「ノーコード/ローコード」について書きたいと思います。

【そもそも「ノーコード/ローコード」とは!?】

ノーコードとは、プログラミング言語から成るソースコードを書かずに、ソフトウェアやWebサイトを開発することです。

また、ローコードとは、開発工程の大半をノーコード的な開発手法で進め、コーディングが必要な箇所には従来通りのコーディングを取り入れていくことを指しています。

基本的な操作は、ドラッグ&ドロップで可能です。

【なぜ、今「ノーコード/ローコード」が熱いのか!?】

実はノーコード/ローコードの技術自体は、そこまで新しいものではありません。Excelのマクロ機能も、ローコードの一種と言えます。

ではなぜ今、ノーコード/ローコードに改めて熱い視線が注がれているのでしょうか。

それはシンプルにノーコード/ローコードに対するニーズが増えているからです。その背景には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れがあります。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することを意味します。

各社でDXの必要性が叫ばれているなか、『迅速な変化に対応できる柔軟性』が重要なポイントになっており、SIerに丸投げするのではなく、システムやアプリケーションの開発を内製化する動きが出てきました。

【「ノーコード/ローコード」の利点とは!?】

「ノーコード/ローコード」の最大の利点は、開発時間を大幅に解決できる点です。

特にB to Cの領域では、ユーザーの好みや要望は、目まぐるしく変わっていきます。その変化に対応するために必要なのは、何と言ってもスピード感。

ノーコード/ローコードなら、コードを反復して書く必要もなければ、コード記述によるバグ修正の時間も節約できるため、スピーディーに開発することができます。

また、ソフトウェア開発やエンジニアの採用にかかっていた費用を抑えられる点も大きいです。ノーコード/ローコードの開発ツールは、月額数千円から使えるものも多く、コストを削減できる傾向にあります。

さらに、プログラミング言語の知識が不要という点も利点の一つでしょう。

【おわりに】

「ノーコード/ローコード」は、年齢、性別、地域のギャップを解消できると考えます。

現状では、フルでコーディングできる人材には圧倒的に男性が多く、年齢も若年層に偏っています。プログラミング知識がなくても開発に携われるノーコードが普及すれば、ソフトウェア開発の世界に多様性をもたらすかもしれません。

もちろん、エンジニアにとっても利点があります。ノーコード/ローコードは、大抵の場合Webブラウザが使える環境さえあれば良いため、それほど特別な開発環境のセットアップを必要としません。

そのため、エンジニアがどこからでも仕事ができるようになり、地域間の格差の是正や、自由な働き方の推進にも繋がると考えられます。

この記事が読者の皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

日常生活からSDGsに貢献!マイボトルを持とう!

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

突然ですがみなさん、マイボトルって持っていますか?

持っていても使ってない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

わたし自身も、先日のブログでSDGsのことを書いてから、いつも以上にマイボトルについて意識するようになりました。

そこで、マイボトル推進の取り組みについて、世の中にどのようなサービスがあるのかを調べてみることにしました。

・前回のブログ

https://itoop-blog.yuima-ru-tokyo.com/20210827-article/

世の中のサービス事例

色々な会社や団体がマイボトル推進のために

給水スポットを見つけられるアプリの開発や給水スポットとなっていました。

<サービス事例>

●一般社団法人Social Innovation Japan「mymizuアプリ」

mymizuアプリは、無料で給水スポットを探せるアプリで、給水スポットとなるお店や公共施設が登録されています。

給水スポットは、世界中で約20万箇所、日本国内だけでも9,000箇所に及びます。

https://www.mymizu.co/

●株式会社良品計画「自分で詰める水」

株式会社良品計画が展開する無印良品では、

各店舗に設置してある給水スポットで、誰でも無料で給水できるサービス「自分で詰める水」を行っています。

無印良品のマイボトルを購入していなくても、自身のマイボトルやタンブラーで利用可能です。https://www.muji.com/jp/ja/stories/food/520171

●象印マホービン株式会社「給茶スポット」

象印マホービン株式会社では、給茶スポットを展開。

購入したドリンクを、持参したマイボトルに入れてくれるサービスです。

店舗によっては、コーヒーなどのお茶以外のドリンクも入れてもらえます。

どの店舗が給茶スポットになっているかは、下記HPで調べることができます。

https://www.zojirushi.co.jp/cafe/spot/

●株式会社丸井グループ「Q-SUI(キュースイ)」

「Q-SUI」は、丸井グループが展開する水のサブスクリプションサービス。

月額550円(税込)で、対象店舗で浄水やフルーツウォーターを給水し放題になります。

また、給水の際に、どれくらいのペットボトルの削減に協力できているかを数字で見ることができます。

https://www.qsui.jp/

おわりに

今回調べてみて、色々な会社が取り組んでいることがわかり、普段から意識できることあるなと気づきました。

また、マイボトルを持つことでプラスチックフリーに繋がることもわかったので、調べたことを活かして毎日マイボトルを持とうと思います。

この記事をきっかけに一緒にSDGsのことを考えられたら嬉しいです。

【IT×SDGs】IT業界からSDGsの目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」について考える!

こんにちは、Itoop(アイティープ)の橋本です。

突然ですが、先日、下記の記事を読みました。

参照:https://www.businessinsider.jp/post-239830

メルカリの山田社長が、個人として、D&I(ダイバーシティ・アンド・インクルージョン)をテーマにした財団を立ち上げると発表した記事で、この財団の目標(KPI)は、「2035年度大学入学者において、STEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)を選択する女性比率を28%にすること」とのことです。

情報サービス産業協会(JISA)の2020年のデータでも、IT業界における女性エンジニア比率は約25%で、まだまだ女性が少ないです。

今回は、そこからSDGsの目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」について考えます。

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」とは?

SDGsの目標5は、9個のターゲットから構成されています。

9つのターゲットの詳細については下記のサイトをご覧ください。

参考:https://ungcjn.org/sdgs/goals/goal05.html

この「ジェンダー平等を実現しよう」で重要な2つのポイントがあります。

・全ての女性や女の子が能力を最大限に発揮出来る社会をつくる

・全ての人が性別に関わらず平等に機会が与えられる社会をつくる

ジェンダー平等は性別だけでなく全ての人に平等な社会をつくることが重要であり、全ての人に当てはまる課題です。

世界で行われている支援とは?

すでに世界的にも様々な支援があります。

国際連合では、「女子差別撤廃条約」が締結されています。1981年に発行された、男女の完全な平等を達成することが目的の条約です。

また、メルカリでもすでに「ダイバーシティ&インクルージョンの体現」を掲げております。

参考:https://about.mercari.com/sustainability/diversity-and-inclusion/

おわりに

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について、いかがでしたでしょうか?

少しでもSDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について知っていただければ幸いです。

Itoopは女性がリーダーとして、様々なプロジェクトで活躍しておりますが、業界的にあげるとまだまだ女性が少ない業界です。

より、日頃から意識していくことが大切だと気付きました。

出来ることから私も始めます。

それではみなさま、良い一日をお過ごしください。

【エンジニア必見!】わたしたちができるSDGsの取り組みとは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

最近、お客様より環境マネジメントに関する社員教育に「SDGs」を取り入れていると伺いました。近年話題の「SDGs」ですが、わたしたちも「SDGs」に貢献するための取り組みを開始しています。

そこで、今回は「SDGs」について書きたいと思います。

そもそも「SDGs」とは!?

2015年8月、すべての国連加盟国が2030年に向けた「持続可能な開発目標(SDGs)」に合意しました。

SDGsでは、持続可能な開発課題や先進国・企業を含む地球全体で取り組むべき課題(17の目標と169項目の具体的な達成基準)を幅広くカバーしています。

開発課題の解決に向けて、国連は2030年まで年間2-3兆ドルの予算を投じる事を明言しました。

IT企業のSDGsの取り組み事例を紹介

SDGsの具体的な取り組みには、どのようなものがあるのでしょうか。

日本にも、SDGsの取り組みを行っている企業はたくさんあります。

例えば、NECは「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会を実現」することを目指しています。

AI、生体認証技術などのITソリューションを生かし、次のような国際協力に関する事業を行っています。

● すべての人に健康と福祉をGavi、Simprintsと共に、ワクチン普及を目的とした1~5歳の幼児に対する指紋認証の有効性を検証

  

● ケニアの母子保健医療情報の整備に向けた長崎大学との共創

  途上国における母子保健活動の促進と予防接種の普及が大きな問題となっており、解決に向けた活動が国際的に展開されています。日本では長崎大学が本活動のリーダーシップを担っており、同大学の熱帯医学研究所がケニアに拠点を設け、ケニア中央医学研究所(Kenya Medical Research Institute)とともにICTの利活用をはじめとした各種フィールド実証を行っています。

  また、長崎大学は2017年度にNECの自動指紋照合システム(Automated Fingerprint Identification Systems:AFIS)を導入しフィールド実証を行っており、両者はグローバルヘルスの領域で連携を始めています。

  

● モザンビークの電子クーポン

  アフリカ南東部のモザンビークでヤトロファ(熱帯植物)をバイオディーゼルにして電気を届けるため、充電式ランタンを安価で貸し出して使っています。また、3つの村にキオスクを設置し、冷たい飲み物や日用品を売ったほか、食料品の冷蔵保存代行も行っています。これにより、村人の生活水準はだいぶ高まりました。

しかし、売り上げとレジに残った現金の計算が合いませんでした。そこで、村民にカードを配布し、タブレットを使ったNECの電子マネー決済システムを導入することで、誤差1%になっています。

● チリの学校給食プログラム

  公立学校1200校に、指紋認証を活用した給食配給管理システムを導入。指紋認証を活用した専用端末による照合結果をもとに、給食と引き換えできるバウチャーを発券し、生徒一人ひとりに適正な給食を確実に配給しています。

参考文献:NECのSDGs貢献事例

今わたしたちにできること

わたしたちItoopも身近なところからSDGsに貢献していくため、次のような取り組みを開始しています。

・SDGs推進教育:外部講師を招いて、SDGsやエシカルに関する講義を受講し、SDGsの基礎基本を学習しています。

   

・環境問題への意識向上:マイクロプラスチック問題を取り上げたドキュメンタリー映画をチーム全員で視聴し、環境問題への興味・関心を高めています。

  

  

・リサイクルの推進:ゴミ分別の徹底、マイバックおよびマイボトル持参を促進しています。

  

おわりに

SDGsは全地球的な課題を解決する、というと大企業のみが取り組む壮大なテーマに聞こえるかもしれません。

しかし、それは企業の役割に着目しており、企業はそれぞれが専門とする本業をSDGsの各目標とリンクさせることで、SDGs達成に貢献できます。

また、事業そのものでなく、わたしたちのようにチームでの取り組みによってもSDGsに貢献することが可能です。

つまり大企業だけでなく、中堅企業にとってもSDGsは持続的成長に向けて重要な指標と言えます。

この記事が読者の皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

【再確認】インターネットの基礎!IPアドレス!その2

こんにちは。

Itoop(アイティープ)の橋本です。

今回は、先日投稿した記事の【IPアドレスの概要】に続いて、数が不足しているはずのIPv4がなぜ使われているのか、どのように利用されているのかについて書いていきます。

前回の記事を読まれていない方は、先に読んでいただけるとより理解しやすいかと思います。

前回記事:https://itoop-blog.yuima-ru-tokyo.com/20210804-article/

前回のおさらい

今回の記事から読み始めた方向けに、前回のおさらいを簡単に載せておきます。

まず、IPアドレスは住所と同じようなものであるため、ネットワークに存在する端末全てに割り振る必要があるということでした。

しかし、IPv4で割り振れるのは約43億個まで。PCの普及などに伴ってIPアドレスの枯渇が懸念され始め、割り振れる数を増やしたバージョンであるIPv6が出来たという記事としてまとめています。

記事の最後には、未だIPv4が現役で使われていて、今回の記事でその理由を説明するとしていました。

枯渇の解決方法

ここからは、IPv4がなぜ現役で使われているかを説明していきます。

まずはじめに理解していただく必要があるのは、常にインターネットに接続する必要はないということです。

例えば、メールを送る時にはインターネットに繋がっている必要がありますが、エクセルを社内の業務で利用するだけであればインターネットにつないでやり取りする必要はないわけです。

この想定をもとに、インターネットに直接つなぐ必要のない端末向けに組織ごとに使えるIPの範囲を世界的に定めました。これがプライベートIPというものです。

組織内で使うために定めているので、インターネット上で使えないようにされています。

プライベートIPは組織ごとに使え、クラスといって、割り振りできる数によってクラスA~Cの範囲に分けられています。

外部とやり取りするときにはグローバルIP、組織内ではプライベートIPを使う方法を用いることで、グローバルIP × プライベートIPの数で割り振ることができ、割り当てできる数が圧倒的に増えました。

外との通信はどうやるの?

見出しのとおり外部との通信についての説明になりますが、NATやNAPTという名前をきいたことはあるでしょうか?

詳しい説明はここでは省きますが、ざっくり話すとグローバルIPとプライベートIPを変換する技術になります。

詳細はリンク先の記事が分かりやすいかと思いますが、別途解説の記事も書いてみようと思います。

参考:https://xtech.nikkei.com/it/atcl/column/17/011900625/011900005/

外部とやり取りするときにはグローバルIP、組織内ではプライベートIPを使う方法が生まれたので既存の仕組みを大きく変えることなくIPv4が使われ続けることになりました。

過去の知識とこれから

もともとの想定から外れてしまっても何とかしてしまうあたり、めちゃくちゃ考えられたんだなと感じます。

IPについての知識は単体だと今の状況を知ることができるだけですが、IPv6と絡んでくると今後のIoTにも欠かせない知識になります。次回はIPv6の話と、IoTと何が関わるのか書いていこうと思いますので、楽しみにしていてください♪

今回はここまでとしますが、皆さんの知識のお役に立つことができたら幸いです。

【エンジニア必見!】シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える時点)を生き抜く仕事とは!?

こんにちは。

Itoop(アイティープ)技術担当の橋本です。

みなさんは「シンギュラリティ」という言葉を聞いたことがありますか?

簡単に言うと、「AIが人間を超えた知能を持つ時代が到来する」ということなんです!

そのとき、私たちシステムエンジニアの仕事や世の中の仕事は、一体どうなっているのでしょう?

今回は、近年話題の「シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える時点)」について書きたいと思います。

【シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える時点)とは!?】

「シンギュラリティ」とは、AIが人間を超える知能を持つ転換期のことを指し、

予測不可能なことが起きると推測されています。

果たして、シンギュラリティによって人間の仕事はAIに奪われてしまうのでしょうか!?

【野村総合研究所が予測する失われる仕事・失われない仕事】

AIの進化によって人間の仕事が奪われるかどうかについてですが、結論、AIの進化が原因で失われる仕事が増えることは否めません。

すでに、スーパーマーケットやコンビニなどのレジ清算業務の自動化がはじまっています。

野村総合研究所のレポートによると、10〜20年後には、日本の労働人口のおよそ49%が就いている職業は、AIで代替可能との報告がされています。

なくなる確率が高い仕事の代表例として、以下の職業が挙げられていました。

・事務員(一般/医療/経理など)

・受付

・機械木工業/金属加工業

・マンション/駐車場などの管理人

・タクシー運転手

・建設作業員

・電車運転士

一方、AIが進化しても生き残る可能性が高い職業が存在します。

それは、以下のようなクリエイティブな仕事が中心です。

・アートディレクターやグラフィックデザイナー

・編集者/フリーライター

・漫画家/シナリオライター

・俳優/演奏家/ミュージシャン

・セラピスト/作業療法士/理学療法士/ケアマネジャーなど

・経営コンサルタント

・医師/教員/保育士/幼稚園教諭

参考文献:野村総合研究所レポート

【普遍的に人間だけができる仕事とは!?】

AIがどれだけ進化しても、人間にしかできないことは存在します。

それは、「人と人とのコミュニケーション」です。

これにかかわる領域の仕事は今後も欠かせないでしょう。

普遍的に生き残る仕事は、「対人間の心理や感情」を含めた思考をすることや、経営者や事業責任者のように難しい判断が必要とされる仕事だと言われています。

【おわりに】

時代とともに仕事が変容していくことは、歴史が証明している事実です。

私は、技術力はもちろん、人とのコミュニケーション能力がより必要とされるリーダーやマネージャーの仕事を経験することも重要だと感じました。

これからのキャリアプランを考えている方の参考になれば幸いです。

【再確認】インターネットの基礎!IPアドレス!

こんにちは。

Itoopの技術担当、橋本です。

意外と基礎知識って理解しないままでも仕事に影響しなかったりするので、不明確なままの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな基礎知識、IPアドレスの話を書いていきます。

今回は概要について書きますので、IPアドレスについて再確認したい方やまだ理解できていないかも?といった方の目にとまれば幸いです。

IPアドレスとは?

まず、IPアドレスとは「Internet Protocol アドレス」のことです。

アドレス(=住所)の名前どおり、手紙を送るときの住所のように、やり取りする先を判断するために使います。

言葉を分割して考えると下のような意味になりますね。

 Internet:世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワーク

 Protocol:インターネットでやり取りするとき時の、決まりごとのようなもの

 アドレス:住所

つまりInternetProtocolで利用するアドレスということです。

このIPアドレスが割り振られているから、インターネットでメールを送ったり、動画を見ることができるわけですね。

この住所、実はバージョンの違いでv4とv6に分けられています。

なぜアドレスのバージョンがあるのか、次はバージョンの話をしていきます。

IPv4とIPv6はバージョンの差!

上でも書きましたが、IPアドレスはインターネットに接続するすべての機械に割り振る必要があります。

割り振れるIPアドレスの数は、IPv4の場合、2の32乗で「4,294,967,296」、つまり約43億個!とても多いですね。

しかし、実はIPv4は枯渇しています。

もともとは全世界の機械にIPアドレスを割り振っても余る想定でしたが、当時の想定よりPCなどの機械が普及していったため、新しいバージョンのIPv6が生まれました。

IPv6で割り振れるIPアドレスの数は2の128乗で「3.402823669209385e+38」、つまり約「340澗」!この単位は「かん」と読み、340兆を1兆倍したものをさらに1兆倍した値で、多すぎてイメージができないです…PCの電卓でおこなった計算結果を載せていますが、e+38は10の38乗という意味なので、38桁の数値になっています。

これで解決と言いたいですが、世界ではまだIPv4が利用されており、なぜなのかという理由を次に解説していきます。

現在も古いバージョンのIPv4が使われている?

新しいバージョンとして生まれたIPv6ですが、使われてはいるもののIPv4がまだまだ現役です。詳しい話は次回に回そうと思いますが、取り決めを作りIPv4のIPアドレスをローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスという区分で分けることで、使える範囲は変わらないものの総量を増やすことが出来ています。

例)以下のように住所が3つあるとしましょう。

1.○○県○○町1丁目1番地1号

2.○○県○○町1丁目2番地3号

3.○○県××町1丁目1番地1号

○○県○○町までが他と同じだと、1.と3.の番地が同じなので住所が特定できなくなって困りますよね?

県名や町名が一意であることで、1.と3.のように番地が同じでも問題なく住所が特定できます。

県と町名のように一意であるものがグローバルIPアドレス、特定の範囲でしか使えないので問題ない番地のようなものがローカルIPアドレスという感覚で理解しています。

また、インターネットで使われているということは全世界での問題のため、IPv6は全世界で適用していく必要があります。

現在使われている機械をほぼすべて置き換えなければいけないこともあり、IPv4を廃止できるほど普及や対応は進んでおらず、併用しているのが現在の状況です。

他にも理由はあるのですが、興味のある方はぜひ調べてみてください。

改めて重要!基礎知識!

基礎知識は、仕事に使わなくても、理解していると次の知識に繋がるなと感じます。

PCの設定やネットワークの構成と紐づけていると、はじめは分からなかったIPアドレスの話も、分かりやすくなりました。

どうやって使うなどの話は次回以降に書きますので、お待ちいただけると幸いです。